USCPA(米国公認会計士)の試験制度・科目概要

1)USCPA(米国公認会計士)の科目概要

USCPAの試験は4科目から構成されています。

1)FAR(Financial Accounting & Reporting)

・学習内容:財務会計

・試験時間:4時間

・試験形式:Multiple Choice 90問(配点60%)/ Simualtion 7問(配点40%)

2)BEC(Business Environment & Concepts)

・学習内容:管理会計・経済学・IT・コーポレート・ガバナンスなど

・試験時間:3時間

・試験形式:Multiple Choice 72問(配点85%)/ Written Communication 3問(配点15%)

3)AUD(Auditing & Attestation)

・学習内容:監査

・試験時間:4時間

・試験形式:Multiple Choice 90問(配点60%)/ Simualtion 7問(配点40%)

4)REG(Regulation)

・学習内容:税務及び会社法を含む関連規則

・試験時間:3時間

・試験形式:Multiple Choice 90問(配点60%)/ Simualtion 7問(配点40%)

この4科目を受験し、すべての科目に合格をするとUSCPA(米国公認会計士)の試験合格者となります。試験時間はFARとAUDが4時間、BECとREGが3時間です。

2.科目ごとの受験が可能

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USCPA(米国公認会計士)の多くの受験者は社会人です。学生で受ける方は、日本の公認会計士を合格して、そのキャリアの延長としてUSCPAにも挑戦する方が多いようです。

一般的には学生にとっては馴染みのない資格ですが、時間のある学生時代に取っておいて損はない資格です。

日本の会計士の試験は一度にすべての科目の試験が行われるため、勉強内容もさることながら、試験制度の違いからもUSCPA(米国公認会計士)よりも難しい試験になります。

一方でUSCPA(米国公認会計士)は各科目ごとに自分の都合の良い時期に受験をすることが可能です。そのため、各科目ごとにしっかりと準備をした上で、試験に臨むことが出来、忙しい社会人であっても努力次第で取得可能な資格です。

3.受験の日程

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毎年、3・6・9・12月は受験が出来ない月となっています。また一度受験をすると同一科目はその4半期の中で受験をすることが出来ません。

例えば、1月に財務会計であるFARを受験して落ちてしまった場合には、2月には受験をすることが出来ません。3月は元々受験できないため、次の4半期に入る4、5月まで待つ必要があります。一方で、FAR以外の3科目は1、2月でも受験をすることが可能です。

またある一つの科目に合格すると、その合格の有効期限は18ヶ月となっています。つまり、1年半の間に他のすべての教科に受かってしまう必要があります。

USCPA(米国公認会計士)の試験で長い時間をかけても全科目合格できない人や途中で諦めてしまう人はこの制限に引っかかってしまっている人が多いようです。

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