USCPAの勉強においてREGは最も学習範囲が広く、最も時間を要する教科です。REGに集中するため、他の教科を先に合格し、最後にREGを残す方も多いと思います。またREGは細かい論点を問われる上に、FARの知識と混同しやすい教科です。
一方で、応用的なことは出題が少なく、いかに基本的な事項を理解しているかが問われる試験です。大学受験で言えば、「私立大学」というより「センター試験」のような試験に近い印象です。
【学習のポイント】
原則は「講義→問題集」の流れで学習する
範囲が広くて分量も多いので、学習時には区分けが必要
REGこそ、ひたすら問題集。基礎的な知識の定着が必須
シュミレーションに対して、特別な対策は不要であり、基礎を完璧にする
REGの勉強は分量が多いため、REGの科目内で区分け
◯一度に全ての講義を見てはいけない
REGの学習にあたっては、講義を見てから問題集という流れで良いかと思います。暗記科目のため、問題集中心で進めていきたいのですが、基礎的な知識がない中ではあまりに難しすぎて、逆に時間を使ってしまいます。
但し、REGは非常にボリュームのある科目のため、全ての項目について講義を見たあとで問題集にとりかかるというやり方はやめて下さい。
最後の講義を受けた時には、最初の講義はすでに大部分を忘れてしまい、結局またゼロから覚え直すということになりかねません。
そのため、科目内でいくつかの区分に分けて下さい。その上で、小さな区分の中で問題集のサイクルを回して区分内の理解の定着を図ります。
そしてその区分の理解が出来てきたら次へ移ります。このように少しづつ、REGの理解できる範囲を広げていって下さい。
◯具体例(私が実際に行った区分)
個人所得税、法人所得税、その他の項目で3つに分けます。
①個人所得税の講義を見る、個人所得税の問題集を繰り返す(80%くらい理解できるまでずっと繰り返す。だいたい3周)。
②法人所得税の講義を見る、法人所得税の問題集を繰り返す、時々忘れないように個人所得税の問題も1周解く、また法人所得税の問題集に戻る(80%くらい理解できるまで)。
③その他の項目の講義を見る、問題集を繰り返す、時々個人所得税と法人所得税も問題集を解く。
このように、講義→問題集のサイクルを小さくして、理解の定着を早めていきましょう。
結果として、②、③の勉強過程でも忘れないように①の個人所得税の問題集も少しだけやるため、一番この項目が問題に触れることになります。
最終的には一番苦手に感じていた個人所得税が最も安定した知識となりました。
スポンサーリンク
シュミレーションに対して、特別な対策は不要
REGで問われることは基礎的な知識についてです。それはシュミレーションを通じての問題でも同じです。
MCの問題でしっかりと理解をしていればシュミレーションに対して特別な試験対策は不要です。個人所得税や法人所得税ではどの項目がどこで調整されるのかなど細かい点ですが、確りと記憶していればシュミレーションの問題にも対応できるはずです。
だからこそ、REGは他の教科以上に問題集をやり込むことが大事であり、基礎を疎かにすることがないように注意しましょう。
【参考ページ】