USCPA科目別勉強法:BEC

USCPA,勉強,方法,BEC

USCPAの勉強の中でもBECは好き嫌いが別れる教科と良く聞きます。またBEC内の分野も管理会計、IT、Corporate Governance、経済学と多岐にわたります。分野間で相互の関連が少ないため、科目というよりも分野ごとの得意不得意も出てくると思います。

ここでも各分野ごとにどのように学習をするのが効率的なのか、自分の体験を振り返って書いてみます。

【学習のポイント】

管理会計(Cost AccountingやFinancial Management)は問題集からスタート

IT、Corporate Governanceはとにかく問題を解く。力技の暗記が必要

経済学(Macro Economics、Micro Economics)のみ、講義→問題集

Writingは一つだけ型を覚える。勉強は前日のみで良い。

 

スポンサーリンク

 

BECの管理会計はいきなり問題を解こう!

これは簿記2級まで受かっている方を前提としていますが、私の感覚では管理会計は簿記2級の範囲から少し難しくなり、応用が効いた程度です。

問題を解きつつ、不明点に関する解説見れば十分理解できるはずです。

むしろ、得意な人であれば解説を見ただけで、少し新しい分野であっても吸収していけると思います。効率的な学習を進める上では、1周目は大変ですが、ガリガリ問題集を解いて進めていきましょう。

問題を解きながら、解説を読んでも理解できない箇所にぶつかった時に初めて講義が役立ちます。なぜなら、自分が「何がわからないのか」を正確に分かっているからです。そしてその点をすごく知りたいと思っているからです。

このようなときにこそ、講義の学習効果は非常に高まります。なので、ピンポイントで分からない箇所にぶつかった時に、講義に戻りましょう。

 

BECのIT、Corporate Governanceは力技で暗記する

ITは「ひたすら問題集を解く」修行

ITは全教科の中で最も嫌いな分野でした…。というのもITは一つ一つ問題との脈絡がなく、単発単発の知識を覚えていく作業が必要になるからです。

そして、講義を見ても全く役に立ちませんでした(これは予備校の授業が悪いという意味ではなく、学習内容の質的に効果的でないということです。念のため)。

そのため、ITは最初から問題集を解きましょう。そして解説を見ても分からないと思います。それでも、とにかく問題集を解きましょう。力技です。

学習ボリュームは多くないので、私はITの分野は5周以上はした気がします。解説事その問題で覚えてしまうイメージで解きます。

尚、私はパソコンをいじったりするのも好きなのでITの問題は得意なんじゃないかと思っていましたが、そんなことはなく、試験のための勉強であり、面白さも皆無でした。

 

Corporate Governanceは一般常識が試される

ITと似ているのがCorporate Governance(以下CGと書きます)。CGは問題の脈絡がないわけではないですが、一つ一つの知識を正確に暗記すると言うよりは、一般常識に基いて選択肢を考えるという要素も大きい分野です。

そのため、問題集を解いて、正解だったとしてもどこか再現性に自信が持てず、試験で同じように正解を選べるだろうかと常に不安が残っていました。

そのため、CGもIT同様、問題を大量にこなして頭で覚えるというよりは体で覚える感覚で、早いサイクルで問題を解いていきましょう。

 

BECの経済学のみ講義から入ろう

大学で勉強してた方は別ですが、経済学はまずは基本的な概念と理論を知っておく必要があります。

本来であれば問題を解きながら、この理論も勉強するのもいいのですが、BEC内の経済学はボリュームが多くないので、講義で最初に確認をしてしまったほうが効率的かと思います。

講義で基礎を学んだら、他の科目、他の分野と同様に問題集を解きながら、記憶の定着を図りましょう。

経済学のみ「講義→問題集」の順での学習になります。

 

Writingは試験前日に解説を読み込もう

◯勉強は一日だけで問題ない

私はWritingの対策は前日と試験直前の数時間のみ行いませんでした。そしてその対策とは、過去問の問題と解説を読み込むことです。

自分で書いたりは一度もしませんでした。インターネットを通じて予備校に通っていたため、やり方もよく分からず、添削に時間がかかると嫌だと思い、結局書くことはしませんでした。

その代わり、過去問の解説を読み込んで、どのような文章を、どの程度の量で書くべきなのかをイメージする練習をしました。

このときは、特定の知識を身につけることを目的としているわけではないため、出来れば多くの問題の幅広い開設を読むのが良いと思います。

 

◯適切な回答は書いてないが点数はゲット

結局、私のときは、Writingの問題の3問中2問があまり勉強をしていなかったCorporate Governanceから出題されました。回答内容は全く浮かびませんでした。

とりあえず、自分で決めていた下のフォーマットを急いで解答欄へ打ち込み、問題文にも書かれている当たり前の事実を3つ並べただけでした。試験結果の点数からすると、恐らくそれでも最低限の点数をもぎ取ることは出来たのだと思います。

Writingは文章の形式を守るだけで点数がもらえるはずです。しかし、微妙な表現や形式の違いは大きな点数の変化につながらないと思われます。

そのため、とにかく何か書くことが大事になります。雑なアドバイスとなってしまいますが、これは間違いないです。

英文の形式は覚えるのは一つだけで良いと思います。大きな差につながらないですし、形式を修正するのに時間を費やしてしまうのはあまりにももったいないです。迷いが起きないよう、一つ、最大でも二つだけで十分です。

 

スポンサーリンク

 

◯フォーマットの参考例

*参考までに私が試験で使っていたフォーマットです。これでも最低限の点数はもらえるようです。

Dear Sir*

This is to inform you that…**

First,

Second,

Finally,

My conclusion is that***

Best Regards,
自分の名前

*特定のManagerなど指示があれば変えますが、なければ全てSirで統一

**これは何々(…)に関する書類です

***文字数が足りなければ、一文目で書いた意見や結論を再度記載します

自分なりに使いやすい表現でまとめておき、一つだけ型を覚えておきましょう。

【参考ページ】

USCPA試験勉強法・キャリアの最も読まれてるページまとめ!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

スポンサーリンク

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA