年齢に関係なく目指すことは出来る
資格でなくとも、スポーツや趣味でも何かを挑戦しようと思ったときに気になってしまうのが、年齢です。
USCPA(米国公認会計士)の資格は社会人になってから挑戦をして合格をされる人が多いです。では実際にUSCPA(米国公認会計士)を目指す上で、年齢はネックになるのでしょうか。
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◯70歳で合格をした人もいる
アビタスに通って合格した最高齢の方は73歳だそうです。この方は会計や財務の分野で仕事をされ、CFOとしてもキャリアを積んでこられて、これまでに自身が行ってきた仕事を振り返るためにUSCPAを学ばれたそうです。
暗黙知として、経験として自分に溜めてきたものを、体系化された知識の中で把握をしたいという気持は非常にわかります。
合格体験記として紹介をされていますので、「年齢が…」と試験を受けるかどうか悩まれている方はぜひ読んでみてください。
企業人としての数十年間利益至上でがむしゃらに働いてきたけれど、退職した今、これまでコントローラー、トレジャラー、CFOの立場で行ってきた判断が正しかったのか、USCPAを通じて見直したかったというのが大きな理由です。
USCPA合格者のキャリアパス:73歳でUSCPAに合格!77歳の今はIFRSを学習中です。
試験に受かったあとは、その資格を活かして、社内・社外問わずキャリアアップをしたいというのが多くの人の考えです。
英語の学習におけるところでも書きましたが、リターンを考えるという意味では、当然回収期間が長ければ長いほど良いわけですから、早めの受験が望ましいとは思います。
30歳までなら未経験でも転職は十分可能
USCPA(米国公認会計士)の合格後、監査法人や会計事務所に転職を考えられている方が多いと思います。
このような業界に転職を希望する場合で、かつ未経験であったとしても30歳までなら十分に挑戦は可能です。
また30歳で合格したのであれば、社会人人生が60歳までとすると30年もリターンの回収期間があります。30年もあれば、資格取得のための努力に見合う元が取れます。
監査法人というところは随時人が出入りする場所のため、会計や税務の分野が未経験であっても、30歳までなら転職できる可能性は高いです。
一般の事業会社で30歳で全く違う業界となると難しいかもしれません。それは30歳前後では部下を持つマネージャーや責任者のポジションを求められ、また通常は長期の雇用を前提として会社に長くいる人間を採用しようとするからです。
しかし、監査法人は平均勤続年数は4〜5年が一般的で、新卒でも中途でも入社した後にずっと同じ会社で働き続けるという人は少ない場所です。そのため、30歳であっても、新人という立ち位置で採用をされることができます。
(ここの新人というのはあくまで会計や税務の分野に限った話であり、30歳で職務経歴があるのに一般的なビジネスマナーがない、コミュニケーションが取れないなどの事情があると難しいかもしれません)
40歳、50歳でも取得する意味はある
一方で40、50歳以上の人はUSCPA(米国公認会計士)を目指す意味がないのでしょうか。
そんなことはないはずです。もちろん会計や税務未経験で、USCPA合格後に転職となると難しいかもしれません。
しかし、USCPAは転職だけに意味があるわけではなく、社内のキャリアアップでも活かすことは出来ます。そもそも学んだこと、その内容自体に意味があるものです。
40歳から海外転勤の可能性があるというのであれば、その前に取得しておくことは間違いなく役に立つはずです。
ただ、リターンとして回収できる期間が短いということは、勉強をする間のモチベーションにも大きく影響をします。「この勉強をして意味があるのだろうか?」「資格をとったところで役に立つだろうか?」など余計なことを考えてしまいがちです。
不安になる気持は分かりますが、自分で一度やると決めたのであれば、あとは進むだけです。インターネットに掲載されている年齢がネックになるという話はシャットダウンして、勉強に集中しましょう。
【参考ページ】