ゾゾタウンの決算。2018年売上高は984億円、営業利益は327億円。順調な成長ぶり

決算状況:売上高・営業利益は増収増益

ゾゾタウンを運営するスタートトゥデイの決算発表がでました。前澤社長の女優との熱愛報道などもあり、IT企業の勝ち組という印象がより一層強まりましたが、決算内容は実際にその成長振りを裏付けるものでした。

EC企業にとって最も重要な指標のひとつである取扱高は2,120億円から2,705億円と約30%近い伸びを見せており、まだまだサービスが広がりを見せているフェーズのようです。決算説明資料を見る限り、年間購入金額が伸びているわけではないため、ユーザー数が着実に広がっているのでしょう。また色々と批判も出ましたが「ツケ払い」のサービスが貢献したのも間違いないですね。

2016/03期 2017/03期 2018/03期
売上高合計 54,422 76,393 98,432
売上総利益 50,085 69,213 90,464
EBITDA 19,268 27,952 33,970
営業利益 17,756 26,284 32,669
当期純利益 11,989 17,035 20,156

ちなみに会員の内訳としては男性が30%、女性が70%とまだまだ女性が多い状況です。

 

財務状況・CF状況は健全そのもの

2016/03期 2017/03期 2018/03期
 資産合計 34,917 55,720 70,718
流動資産合計 24,822 45,641 55,278
 固定資産合計 10,095 10,079 15,439
 負債合計 16,984 25,851 29,907
流動負債合計 15,374 23,906 27,243
固定負債合計 1,610 1,945 2,664
 純資産合計 17,932 29,868 40,810
現金・預金 11,344 22,068 24,571
有利子負債残高 10

2016/03期 2017/03期 2018/03期
 キャッシュフロー計算書
営業活動によるキャッシュフロー 12,028 18,294 19,882
投資活動によるキャッシュフロー -2,176 -2,725 -8,219
財務活動によるキャッシュフロー -23,223 -4,995 -9,215
フリーキャッシュフロー 9,852 15,569 11,663

ZOZOSUITの展開

採寸用ボディースーツといわれるZOZOSUITが昨年より開始しました。これは無料で配布をしてZOZOでの購入を促すものなので、今後の購買数が増えないと回収が出来ません。これまでには日本でも海外でもなかったビジネスモデルと思われるので、今後の展開・収益後見がどのようなものになるのかは純粋に楽しみです。会社としても翌期以降で本格展開するとのこと。

 

「ZOZO」は、採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT」で計測した体型データに基づき、ユーザーの体型に合った商品を販売するビジネスモデルとなっております。平成30年1月31日より「ZOZOSUIT」の配布及びプライベートブランドの販売を開始しておりますが、「ZOZOSUIT」の配布量がまだ十分ではないため、プライベートブランドの本格的な事業展開は翌連結会計年度以降となります。

 

スタートトゥデイの平均年収・平均年齢

2017年時点のもので、平均年収は593万円。平均年齢は30歳。コールセンターの方なども含まれると思われるため、成長中のIT企業という位置づけの中では相対的には低い水準のようですね。

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