【mixi(ミクシィ)】2018年売上高は1,891億円、営業利益率は約40%の超高収益体質

ミクシィ(mixi)決算状況:売上高・営業利益は減収減益

国産のSNSとして一世を風靡したmixi。一時は低迷していたものの、その後SNSゲーム事業に参加し、モンスターストライクの大当たりで業績は一気に回復、成長を遂げました。

そんなmixiもその後のヒット作は続かず、2018年3月期は減収減益での着地。とは言うものの、売上高・利益ともには微減であり、営業利益率は38%とIT業界の中でも超高収益の体質を維持しています。

チケットキャンプ(チケットフリマサービス)が業務を停止したことで、約80億円近い特別損失を計上。小さくない金額ですが、今のmixiの財務体質、収益力で考えると、会社全体としてはほぼ影響がない状況ですね。

決算期 2014/03期 2015/03期 2016/03期 2017/03期 2018/03期
売上高合計 12,155 112,918 208,799 207,161 189,094
営業利益 480 52,686 95,033 89,008 72,359
経常利益 263 52,706 94,798 88,472 72,717
当期純利益 -227 32,966 61,022 59,867 41,788

(単位:百万円)

 

ミクシィの財務状況・CF状況は健全そのもの

財務状況はぴかぴかですね。資産のほぼ90%がキャッシュで溜め込んでおり、あとはこの現金をどうやって事業の投資に活用していくかが気になるところ。キャッシュフローも営業CFから配当を支払い、残りは現預金がジャンジャンたまってます。財務的な観点からはきれいでシンプルすぎるBSで面白みがないくらいですね。

 

決算期 2014/03期 2015/03期 2016/03期 2017/03期 2018/03期
 資産合計 26,492 104,178 165,039 176,974 192,123
流動資産合計 21,917 83,370 143,190 154,130 172,256
 固定資産合計 4,575 20,808 21,848 22,844 19,866
 負債合計 4,065 50,608 43,548 26,444 21,688
流動負債合計 4,046 50,608 43,465 26,300 21,641
固定負債合計 19 83 143 47
 純資産合計 22,427 53,570 121,490 150,529 170,434
株主資本等合計 22,422 53,566 121,485 150,525 170,430
現金・預金 17,818 65,413 126,316 134,278 156,190

(単位:百万円)

先日見たスマホゲーム開発のアカツキと同じように多額のキャッシュを有しており、どのように活用していくかが今後のポイントですね。

 

mixiの平均年収・平均年齢

2017年時点のもので、平均年収は695万円。平均年齢は32歳。高収益企業だけあって、高めの水準の年収ですね。

 

mixiの株主構成

大株主は東大在学中にmixiを創業したことでも有名な笠原健治氏。いまだに46%の株式を保有しています(時価ベースで約1,300億円。日本の長者番付でも出てきますね)

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