トラベルコ運営のオープンドアの2017年売上高や収益。広告費を増やし攻めの経営へ

トラベルコ(オープンドア)

最近テレビCMでトラベルコをよく見かけるなと思い、ふとHPを確認。勝手にDeNAの子会社が運営していると勘違いしていたけど、運営会社はオープンドアという上場企業でした。どこでDeNAとの関係を勘違いしたんだろう。DeNAトラベルもあるからサービスダブってるなと批判的に見ていたものも反省です。

さておき、トラベルコの有価証券報告書を見てみます。

2017年度のトラベルコの売上高・収益

2017年3月期のものですが、売上高は約30億円、営業利益約10億円。前期の売上高25億円から着実に成長していますね。広告宣伝費が1億円から3.5億円へ急増しているのはやはりテレビCMなどを積極的に活用して、攻めの運営に転じているためと思われます。手元にキャッシュが潤沢にあり、かつまだまだ本業に伸びる余地があると考えられるのであれば、変なベンチャー企業への投資を行ったりするよりは、よっぽど堅実な使い方ですね。特に、旅行サービスのようなBtoCのサービスであれば、テレビCMの効果は依然と大きいと考えられます。

 

IT企業によくある財務内容ですが、また40億円の資産のうち、30億円がキャッシュということで、財務的には非常に安定しています。負債・資本サイドも外部の借り入れはなく、過去からの利益剰余金の積み上げが中心のため、安定した財務内容ですね。

 

正直、自分はトラベルコを使用したことはありませんが、30億円の売上高があるというのはかなり意外でしたね。

 

経営陣

代表の関根氏はパナソニックから株式会社アイ・エー・エス・エス(航空機関連のサービスや空港のラウンジサービスを提供する会社)に移り、その後トラベルコを運営するオープンドアを設立しています。アイ・エー・エス・エスの仕事を通じて旅行業とのかかわりが深くなったのでしょう。

 

株価・株主情報

株主は社長である関根大介氏が50.7%を保有するオーナー会社です。5%近くを(株)chintai(エイブルの子会社)が保有していますが、事業上のつながりがあるようには思えないため、経営者同士のつながりなどで過去に資本を注入してもらったのでしょうか。

 

株価は2017年にかけて1,000円台から3,000円台近くまで上昇。着実な収益の増加に伴う成長が市場でも評価をされているのではないでしょうか。

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