USCPAは働きながらで十分に取れる
日本の資格で最難関と言われる司法試験や日本の会計士の試験は、働きながら取得をするのは非常に難しいかもしれません。
USCPAは十分に社会人として働きながら取ることが出来る資格です。
会計について全くのゼロからのスタートだったとしても、1年前後死ぬ気で勉強をするのであれば、間違いなく受かることが出来る現実的な勉強です。
USCPAの費用対効果は?
USCPAは予備校代や試験の受験料、その後の資格申請料まで考えると非常にお金のかかる資格です。
その上、一定期間勉強に没頭しなければいけないなど経済的にも内容的にも決して簡単な資格ではありません。
それでも費用対効果は十分に高い資格ということが出来ると思います。
それは会計や税務に未経験であっても、USCPAの資格さえあれば、監査法人や海外の会計事務所に滑りこむことができるからです。
30代前半までであれば、監査法人のBig4に入ることは十分に可能です。
将来的に景気が悪くなって採用が狭くなってしまった場合には分かりませんが、IFRS導入支援など、まだまだ人材を必要としてる状況が続くと考えられます。
仕事内容は個人の主観に基づくものが大きいためさておき、経済的な条件で考えれば監査法人は非常に恵まれています。
日本の会計士よりはやや条件で劣後するのが一般的ですが、平均年収などで考えると一般的な企業よりもはるかに良い水準をもらうことが出来ます。
もちろん仕事は大変で楽なものではないですし、ミスが許されない精神的なプレッシャーも大きいですが、どの仕事であれ、そのような精神的なプレッシャーはあるものです。
その環境に30代の未経験であっても入ることが出来るというのは、資格で守られているからであり、他の業界にはない特権だと思います。
スポンサーリンク
チャレンジする人こそUSCPAで保険を
もちろん、現状に大きな不満を持っている人は、USCPAを取って監査法人に移ると言うのも十分ありだと思います。
でも私は、自分のやりたいことにチャレンジしたい、でもどうしても将来の不安が拭えないという方にまずはUSCPAに挑戦して欲しいですね。
仮に20代半ばなら、USCPAを取っておけば、30代前半となる5〜6年は自分のやりたいことに挑戦できます。
そして、挑戦した結果、やっぱり上手くいかず、無難な道に戻りたいと思ったら、監査法人に転職すればいいのです。
もちろん監査法人に入ると、入ったところから一年生となるため、入社直後は給与の水準も低めとなるかもしれませんが、監査法人ではしっかりと仕事をしていれば、着実にベースは上がっていきます。
やりたいことを散々やって挑戦した。でもダメだった。その上で監査法人に入ってやり直しが出来るなら、精神的には大きな保険となるはずです。
もちろん挑戦して努力することが大前提
もちろん20代遊んでいて、それでも30代で監査法人に入れるわけではありません。
やりたいことを突き詰めて努力した場合には、きっとそれを評価して、監査という仕事の中で活かすことを踏まえて採用してもらえますが、20代遊んでいて30代から監査法人というおいしい話はないでしょう。
監査法人の多くの人は、大学生の時などに会計士の試験に合格して監査経験を積んでいる非常に優秀な方々です。
そんな中で仕事をするため、監査や会計の業務経験がなかったとしても、それを補う何かが必要となります。
相手の懐に入る営業力、組織全体を考えるマネジメント力、クライアントとの交渉力など。
スポンサーリンク
挑戦をしたいが一歩が踏み出せないならまずは勉強も
挑戦をする一歩が踏み出せないなら、先に勉強をしてUSCPAを合格して、そこから挑戦をするというのも十分にありだと思います。
もちろん、保険としてのUSCPAであれば、その勉強期間はやや遠回りとなりますが、自信をもって改めて挑戦を出来るなら、その勉強には十分意味があるはずです。
そんな保険なんて関係ない、やってしまうことが大事だと思う人がいるのも確かです。
でもそこまで割り切ることが出来ないひとが多いのも事実です。
だからこそ、失敗をした場合でもどうにかなるというイメージを持っておけば、最初の一歩も踏み出しやすくなるのではないでしょうか。