大企業で自分の人事が思い通りにいかない
大企業では自分の人事が、自分の思い通りにいくはずがない。
そんなことは大企業という中で働く人はよくわかっているはず。
大企業に入る人は、厳しい就職活動をくぐり抜けて内定を勝ち取っている頭のいい人達だ。
だから、組織の論理として、働く個人の希望が必ずしも通るわけではないことはよく分かっているはず。
それなのに、個人として、「会社は自分の希望をわかっていない」と不満を吐き出すのは全くおかしいことだ。
大企業の高待遇はトレードオフ
大企業では、間違いなく、中小企業やスタートアップよりも遥かに経済的に恵まれた条件で仕事ができる。
それは、個人というよりも組織としての力、なによりも過去から積み重ねてきてるブランド力があるからだ。
だから、働く個人として、そのブランド力を利用して仕事をする以上は、組織の歯車となることが重要でもある。
大企業で得られる高待遇はその歯車となることとのトレードオフ。
ある程度自分のキャリアを諦める代わりに得られる、その報酬なんだ。
もちろん中には、恵まれた経済的な条件を享受しながら、自分の思い通りにキャリアを進めることが出来る一部の人がいるのも確かだけど、それは本当にラッキーな人たちだと思う。
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キャリアと経済的な条件のどちらが大事か
皆が皆大企業を辞めるべきなんて思わない。
人生は十人十色であり、何を目的とするかも違えば、大企業で働くことに対するストレスの強さも全く違う。
でも「キャリアと経済的な条件のどちらが大事なのか」ははっきりさせておくべきだと思う。
自分としては思い通りのキャリアにならないかもしれない、やりたいと思う仕事はできないかもしれない、でもそれでも、経済的な便益を享受したい。
大企業にいるあいだは少なくともその意識は持っておく必要だと思う。
でなければ、自分の思い通りにキャリアが進まなかった時に、不要な精神的なショックが大きすぎるかもしれない。