USCPAの採点方法は、単純に出題された問題の内、何問正解したかで点数が決まるわけではありません。
受験者の知識を正確に測るため、得点調整がなされます。問題の難易度があまりに高すぎたりして、得点率が非常に低い問題は採点から外されます。
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全ての問題が採点されるわけではない
これはMCの選択問題も、シミュレーションの問題でも同様です。もちろん受験をしてる間には、どの問題が採点されるのかは分かりませんので、出題された問題全てを全力で解く必要はあります。
FARとAUDのMCでは各テストレットの内5問が採点されず、25問づつが採点されます。
BECとREGのMCでは各テストレットの内4問が採点されず、20問づつが採点されます。
シミュレーションやBECのWriting問題では出題問題数の内、各1問は採点の対象から外されてしまいます。
外されるのは「得点率の低い問題」
外されるのは得点率の低い問題、すなわち難易度が高い応用問題を中心に採点から外されます。逆に言えば、基本的な問題は原則採点されるため、基礎をしっかりと身に着けていれば合格点を取ることは十分に可能です。
どの問題が採点対象となるかは受験者には分かりません。そのため、容易に問題を捨てることは出来ないのですが、時間を掛けてもどうしても解けない問題は、きっとこれは採点対象にはならないだろうと割り切ってしまうことも大事です。
「自分が解けないならみんな解けない、そしてそんな問題は採点されない」ぐらいの自信を持って試験を受けたいですね。
配点割合はシュミレーション重視の配点
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FAR・AUD・REGはMCの配点が60%、シュミレーションの配点が40%と問題数の割にシュミレーションの配点が高くなっています。そのため、シュミレーションも解くことが出来ないと合格はかなり厳しくなります。
一方でBECについてはMCが85%であり、Writingの配点が15%となっております。
これはWritingの問題数が他の教科よりも少ないことが原因だと思われます。従ってMCの得点だけでも合格することは理論的には可能ですが、相当な正答率をキープする必要があり、かなり厳しくなります。
BECの勉強法で書いていますが、Writingはそんなに対策は必要ありません。MCの勉強を通じて知識をしっかりと身に付けていれば、Writingの勉強は1日程度で十分です。
ただこの1日の勉強で大いに差がついてくるため、油断をせずに計画的に勉強を進めて、時間を割けるようにして下さい。