一般的には1000時間と言われるが…実際は?USCPA(米国公認会計士)を目指すかどうかにあたり、一体どのくらいの勉強時間が必要になるのかは重要な判断基準です。
一般的にはUSCPA(米国公認会計士)の試験に合格するためには1,000時間程度が目安と言われます。
スポンサーリンク
前提知識により全く異なる
受験をする人の会計・英語に対する前提知識により、必要となる勉強時間はかなり異なってきます。
英語に対する抵抗が少なく、ビジネスの英文を問題なく理解できるという人で1,000時間が妥当な水準です。
ここで「英文を問題なく理解できる」とはTOEICでいうと600点から700点のレベルと思われます。
会計に関する用語のため、USCPA(米国公認会計士)の勉強を通じて、その専門分野の用語も随時暗記していく必要があります。
「会計・英語の両方を学べて効率が良い」ことはない
USCPA(米国公認会計士)の勉強を通じて、会計と英語が両方効率よく学べるといった話を聞くこともあります。
しかし、あくまで「会計を英語で学ぶ」のであり、ある程度の文法や単語に慣れていないと、全く効率が悪くなります。
両方学べて一石二鳥と考えるよりも、両方学ぶため勉強量が倍増と思って下さい。英語を抜きにしても、USCPAの試験範囲は広範であり、決して楽なものではありません。
それを英語で学ぶのですから、相当の勉強量が必要となることを理解しておいて下さい。
スポンサーリンク
どちらも苦手ならまずは英語から
簿記などで会計をこれまで勉強したことがなく、英語も得意でないという方は、まずは英語の勉強を始めて下さい。
どちらも苦手という状態では1,000時間ではかなり厳しく、1,500〜2,000時間と考えておくべきです。
英語から始める理由としては、万が一、途中で勉強をやめることになってしまったとしても、それまでの英語の勉強は決して無駄なものにはなりません。
そのため、まずは英語の勉強を進め、TOEICで500点〜600点は少なくとも取れるようにしておいて下さい。
上で書いたように理想を言えば700点前後の英語の実力を身に付けてから会計の勉強をスタートするのが望ましいです。
しかし、500点の実力があれば、英文を読んで全く理解できないということは決してないため、英語の勉強を平行して行いながらでも、テストを受ける段階では十分な英語力を身につけるところまで持っていけるのではないかと思います。
もちろん、会計の勉強の中で、英語の確認に時間を取られるため、効率的では決してありません。
精神的な負担も大きいと思いますので、やる気次第というところになってしまいます。