USCPAの試験では受験を行う州によって必須となる単位や実務要件が異なります。ここでは出願州の選択について説明します。
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出願州の選択・不足単位数の取得
1)出願州の選択
取得済の単位の確認に基いて、出願州を決定します。これは単位の無料査定時に予備校から勧められた州が良いと思いますが、一般的にはワシントン州・アラスカ州・ニューヨーク州のあたりが最もハードルの低い州になります。
予備校からもこのように勧められるはずですが、受験時までに必要単位数が最も少ない州を選ぶのがベストです。
試験合格後に登録をするためには、さらにビジネス単位や会計単位の取得が求められます。当然、受験時までに取得単位が少ない州では、試験に合格した後、登録の前に多くの単位の取得が要求されます。
予備校では通常1単位いくらといった価格を設定しています。そのため、費用の総額を抑えるために、受験時までに取得単位が多くとも、総単位が少ない方がよいのではと考える方もいるかもしれません。
しかし、合格した後のことは試験が終わった後に考えましょう。場合によっては、2年以上かかる、または残念ながら途中で諦めるといったことになってしまうかもしれません。
そのため、まずは受験時までに最も少ない単位で済む州を選択しましょう。
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2)不足単位数の取得
出願州が決まれば、その州で求められる単位数を満たすために単位を取得していきます。
各予備校の下で試験を受け、合格できれば、予備校が提携しているアメリカの大学(プロアクティブならグアム大学、アビタスならブラッドリー大学)から単位を取得出来ます。
尚、プロアクティブはネットから、取得単位の申請・試験の実施まで出来るため、海外にいる方でも日本に戻らずにすべての手続きを進めることが出来ます。
アビタスやTACは授業の受講はネット経由でも出来ますが、試験は日本のみで実施されているため、海外在住者も単位取得のためだけに日本に戻る必要があります(私が単位を取得した2014年10月前後の情報に基づいています)。
プロアクティブでは、毎月の定められた締め日(25日前後)があり、それまでに合格出来れば、翌月末頃に単位取得の証明書をもらうことが出来ます。
しかし、その締め日の後に合格した場合には、翌月の締め日にあわせて証明書取得がなされることになり、2ヶ月近くかかってしまうこともあるため、注意が必要です。
例えば、25日が期限日で、9月24日に単位試験に合格した場合は、期限日前のため、10月末頃には証明書を取得できます。しかし、9月26日に合格した場合には、10月25日の期限日の回となるため、11月末頃の証明書取得となり、単位合格から2ヶ月近くかかります。
3.6.9.12月の試験の実施がない月に被ってさらに、受験が遅れるということもあるため、早期の単位取得・早期のUSCPA受験を目指している方は、注意して下さい。